おやつやご飯以上に、入居者様が喜ばれたことがありました。

それが何を隠そう“ビールを飲むこと”でした。

125mlの缶ビールを仲良く2人で分けて乾杯されました。お二人とも昔がお酒をよく吞んでいたとのことでしたので、おかわりを勧めたのですが、二人とも「もうよかばい」とそれだけで呑み終わりました。

「1人でも吞むよりこうして2人で呑む方がおいしかもんね」

とても僅かな量だったのですが、“お酒を呑むこと”というよりも、“お祝いのビールを二人でのむこと”がとても嬉しかったようです。入居されて以来、初めて見る満面の笑みでした。素敵な笑顔をお見せできないことが少し残念なくらいです。

これからも、小さなことでも、楽しい、嬉しいを共有できるようにしていきたいと思います。